ユメノコドウツアーから1年たちました
あっという間のようなものすごく昔のような。色々ありましたね。以下ライブの内容に言及するレポートではなく当時の自分をひたすら語るのとあと我らのセンター様に関する話です。
2月25日は寒い日で、純哉くんが前日に海風が冷たい!と教えてくれていたのでダウンコートを用意して行った。実際マジで海の真横だった物販待機列は悲しいくらい寒かった。運営が用意したぬいTの在庫も寒かった。
あの当時の自分のことを正直に話すと不安で不安で突然叫びながら走り回りたくなるくらいには不安だった。
年末にアニメの本放送が終わった。監督は期待を持たせないようにかワリとハッキリとアニメはここまで的なことを言っていた。
DCDの終了は分かりやすかった。アイカツ!をやっていたのでDCDが1シーズン全6弾1年単位なのは知っていたし6弾が再録祭だったので確定だ。そもそもCDの初回特典がDCDカードからドリカになった時点(ユメノコドウ以降)で察していた。
アプリはクリスマスイベントの報酬ポスターが前年のイベントの使いまわしだった。まあこのポスターは+αな報酬だし昨年参加できなかった人への救済だろう…と目をそらしたけど正月限定ガチャのおまけドリカが前年の正月イラストそのままに書き初めの文字だけが入れ替わっているというそれだった。この苦し紛れさはただの使いまわしよりも「ヤバイ感」が漂っていた。
ツアーが始まって、東京では何の告知も無かった。7人集まった大阪でも無かった。バトルライブでも無かった。今日も何も告知が無かったら、きっとそういうことなんだろう。
しかしここまでヤバイ空気を感じていながら私は変なところが楽観的なのでDearDreamというユニットは残るものだと思っていた。根拠はすでに「働くお兄さん」の放送が始まっていてそちらの主題歌を担当していたからというそれだけだ。てっきりまた月1とかで続けるだろうと思っていたドリフェス研究室が完全終了したことには愕然としたのだが、配信元であるアニメイトチャンネルのサービス終了の告知が来たので脳がうまい具合にそっちのせいにしてしまった。
懸念材料は「2次元を切り離した3次元DDを今まで通りに愛せるか」だったがこれはライブを見てイケるっしょ!となったので帰り道は本当に楽しかった!で一杯だった。
ツアー中ずっとちらほら見え隠れしていた「ここが区切り」というオーラはすべて「2次元と3次元の間の区切り」だと思い込んでいた。本当に鈍感でおめでたい頭だったなあと思う。
あの日、彼らはどんな気持ちでステージに立っていたのか。
そうまくんはどんな気持ちでダブルアンコールのシンアイを「後悔しないように歌って!」と言っていたのか。
私がAKB48を好きになって良かったことの一つが「センターはとても大変だ」ということを知れたことだ。
それまでの私はセンターとは一番目立って、一番スポットが当たって、一番美味しいポジションだと思っていた。
全盛期に絶対エースとしてセンターに立っていた前田さんはAKBの顔として世間からの悪意を一身に受けていた。同期で卒業までずっと同チームだった高橋さんは「常に私たちの前に立って矢を全身に受けながらそれでも立ち続けてくれた人」と評している。
センターは「盾」の人なのだと教えてくれたのは前田さんだ。
ドリフェスRで奏がセンターである自分に悩んだ時に出した結論が「みんなを守る」だった時に、ああ、やはりそういうものなのだなあと実感した。
この日トミーが「今まで真ん中で頑張ってくれたそうまに改めて拍手を」と言った件に関して「7人全員頑張ってたのに一人だけ特別扱いするのはどうなの」と言っていた人がいたけれどやはりセンターは違うのだ。彼だけが受けた矢がある。彼だけが受けた重みがある。彼だけに負わされた責任がある。横で見てきたトミーがわざわざ言うくらいには、あったのだ。
「横にメンバーが、後ろにスタッフさんが、前には皆がいる、俺は最強です」と言い切ったそうまくんは格好良かったし、前にいる私たちも仲間に入れてくれているのが嬉しかった。今思えばとっくに私達は「ドリフェス!」としてカウントされていた。そうまくんと奏は私たちも含めたドリフェス!皆のセンターだ。
3/5のあの放送の最初の一言を言い出した時のそうまくんのことを考える。
プロジェクト終了が決定していたであろうあのツアー中のこと、終了を告知してから武道館までのことも。
彼は文化祭のようなお祭りの終盤があまり好きでは無いと言っていた。準備はワクワクして楽しいんだけれど、お祭りが終わってしまう寂しさがとても苦手で嫌いだと。
そんな彼があの時間をどういう気持ちで過ごしていたのかと。
本人しか分からないし私の妄想を押し付けるのも嫌というか妄想するのもなんだか嫌だから、どうだったのだろう、と思うところで止めるのだが。
昨年の今日は「センター」について改めて考えた日だったから、アイドルをしてくれて、センターとして真ん中に立ってくれていたそうまくんに拍手を送りたいな、なんて考えた。あの脈絡があるのか無いのかよく分からない万歳三唱で私のグルグルとした不安を吹っ飛ばしてくれたあの日の我らがセンターに拍手を!