雑記

長くなりそうな話を投げています

2019遠征とか現場まとめ

頭がおかしくなっていた昨年に比べるとぐっと減りましたね。今年はまじめにブログを書いて記録してあるんだけど記念なのでまとめます。

あとビューイングとか上映会のような他の客が入るやつも一緒にまとめました。

大体個別で記事を書いてるので興味ありましたらそちらも見ていただけると幸いです。

 

1月29日 紫猫のギリ シアターグリーン BOX in BOX THEATER

ysysysk.hatenablog.com

2.5じゃないのに2.5のようなお話を小さい劇場で見るという面白い体験でした。至近距離であれだけ殺陣を見られたのも贅沢だった。

2019年全体で見て一番まさきくんの演技を「面白い」と感じたのがこの作品の乙という人物。今までと違う一面を見たというか幅が広がったというか。なので彼に関しては年内で一番、主演を務めた3作品以上に印象に残ってます。

村瀬さんとのお仕事はこれが初めてだったんだと思うと本当にこの1年めっちゃ共演あったしめっちゃイチャイチャしてましたねwまた共演決まってるし来年もよろしくお願いします。

また、作中に限らず「私はこの景色が好きなんだな」と思う瞬間が色々あって、今となってはここが最後の景色になってしまったもの結構あって、そういう意味でも自分の中で大きくなった作品でした。

2月2日ミュージカル『刀剣乱舞』 ~結びの響、始まりの音~ 4DX

円盤の上映でしかも再上映のやつだけど初めて見た刀ミュなので記念に。

刀ミュは生でも映像でも見たこと無くてこれが初。思ってた以上にちゃんとしていたと言ったら失礼なんだけどあらゆる面でのクオリティが高くて役者に求められるものが多すぎやろとなってこれがエンターテイメントの最先端を走るコンテンツなんだな…としみじみ。もともと新選組が好きなので1部のラストで皆泣いてるの見て泣きそうになりました。ら、2部があんな感じなので気持ちの持って行き方がわからず最初は混乱してました。そんでやっぱドリフェスは2.5では無かったねって思いましたwあ、4DXは気が散るから初見のもので見るのはやめた方がいいってのも分かったw殺陣中ずっと背中がズンドコしてたw

3月8日 Wake Up, Girls! FINALLIVE 想い出のパレード~ さいたまスーパーアリーナ

ysysysk.hatenablog.com

これに関しては既にがっつりめに感想書いてあるのでいきなり余談ですが、ワグナーさんて熱心にブログを書いている方が多くて楽しく読ませていただいているんですけど、ライブ公式のTOPにある――アンコールが鳴り止まない。から始まる文がまさにワグナーさんのブログ文じゃん!って感じでなんか好きなんですよね(↓これ)

Wake Up, Girls! FINAL LIVE ~想い出のパレード~

今年も色んなものを見送ったんですが古参に新規に以前好きだったけど離れてしまった人までたくさんの人が集まって送り出せる現場をちゃんと作ってもらえるってめちゃくちゃ凄いことなんだよなってのを改めて思います。

あとまたAKBの話しちゃうんだけどAKBって人気メンバーだと大きい会場でやる卒業コンサートと劇場でやる卒業公演ってのがあって、それぞれが全然別物なんですよ。WUGちゃんはSSAが卒コンでツアーラストの仙台が卒公だと思ってるんだけど専用劇場を持ってるわけではない彼女らが仙台という「ホーム」をちゃんと作れてそこに辿り着いたのって本当に凄いよなあ。

来年の上映会参加出来る場所でもやって貰えますように…(福島は無理でも仙台は信じてるからな!)

3月27日 BLACK BIRD 博品館劇場

この作品だけ個別記事で感想文書いてないことで察して欲しいんだけど、The少コミというお話で私が中学生くらいだったら楽しかったんだろうな…多分…

いや、お話はともかくそれを超絶早送りでやるから主人公の学習能力が皆無で常に同じ展開でピンチになるの繰り返しだし気付いたらヒーローとラブラブで「えぇ…」となったりで私が主人公またはヒーロー役の方のファンだったらこの全然話に気持ちがついていけてないのに推しがちゅっちゅしまくりの舞台を受け入れられたのだろうか…と虚空を見ておりました。

が、まさきくんの二次元な衣装とメイクはめちゃくちゃ好みでクールな二枚目副官愛妻家と属性まで好みでマジで本当にめちゃくちゃごちそうさまです!!ありがとうございます!!!嫁のキャラもかわいい!!好き!推し夫婦!!!この夫婦のために見に来たくらいある!好き!!!って感じでした。

ここで自分が「推しがいるというだけで舞台を見れる人間ではなかった」ということに気が付いてここからずっとモヤモヤとしてしんどい気持ちを書き綴った気持ち悪いブログ記事を下書きに残すくらいには悩んでたんですよ実はw今は笑って話せるけどw

4月29日 ドリフェス!Thanks Party~ライブ上映会&衣装展示会~科学技術館サイエンスホール

ysysysk.hatenablog.com

最後のドリフェス現場だろうなあと思って行ったんだけど本当に何がどうなるかわからんものですねえ。これが無かったらまだ武道館の円盤見れてなかったんじゃないかなと思うのでとてもありがたかった。

この時に近くの席に武道館後にドリフェス見て今日初めての現場ですって人がいてめちゃくちゃ嬉しかったんだけどまさか自分の近くでさらにドリフェスが生まれると思ってなかったなあ。本当に色々あるね。

これの感想文の記事の最後を「また、会おうね!」の魔法で締めたんですが実際また会えたのでこの魔法めっちゃ効きますよ。みなさんしまじろうまほうのしまのだいぼうけんを見てください。

6月6日 リューン~風の魔法と滅びの剣~ 日本青年館ホール

ysysysk.hatenablog.com

青年館といえばファンミ03で及川慎、及川慎、及川慎のオール慎さまパックを引いた場所なのでそこでみぞたくの舞台を見るの縁を感じる(そうでもない)ジャニさんとこの現場はいつもと雰囲気が違ってて新鮮でした。

多分自分の好きな俳優に悪い役をやって欲しい人って一定数いると思うんだけど私もそれなので楽しそうにジャンジャン人の舌を切り落とすみぞたく見れて良かったです。主演の二人への好感度も高かったし音楽も良かったし、あと何より完成度が高くて数ヶ月前のトラウマが浄化された。良かった。(初日だったBLACKBIRDと再演で既にプレビュー公演もこなしていたリューンを比べるのは失礼ですが、実際ちゃんと出来てる!ってのが私の重要感動ポイントだったので…)

6月6日 LOOSER~失い続けてしまうアルバム~ ステラボール

ysysysk.hatenablog.com

これが今年度私のベスト1作品です。身終わったあと高揚して思わず何か言い出したくなってスマホ立ち上げたのを覚えてます。

初演も円盤で見てるんだけど今回の方が刺さるところが多かったのは私が登場人物たちの年齢に近くなったからだろうなと思うので迷えるアラサーたちにぜひ見てほしい。初演でも今回の再演でも良いので。今まで深く考えたこと無かったんだけど森崎さんの作る作品世界って優しいんだな、好きだな、って思えた作品でした。

あと蒸し返してなんなんですがちゃんと完成してる!ってのも感動ポイントでしたね…昼にいやいや初日と既に複数やってるやつ比べちゃかわいそうだろ…って思ってたけどこれ見て同じ初日でこの差!ってなったからね…

一つ文句を言うならばステラボールはクソ!ということです。劇場で言うとここ3年くらいでぶっちぎりワーストですね。劇場と言いたくも無いけど

6月28日 ゴールデンレコード あうるすぽっと

ysysysk.hatenablog.com

まさきくん初主演。めっちゃ楽しくて良かったです。本人は似たような役が多いことを気にしてるんだけどやはりちょっとポンコツだけど良い奴な若者が一番ストレートに魅力が伝わって良いなあと思う。初主演がこの役で良かった。歌も聴けたしねw

また周りの役者さんの上手さや安定感にとにかく安心しながら見れたのが良かったなあ。久しぶりに見るはーちゃんにメロメロになって帰りました。

マチソワ間にプロメアの立体を映画館まで見に行ったり秋葉原までWUGちゃんの衣装見に行ったりと久々に盛りだくさんな予定をこなしてて楽しかった。充実感は大事やね。

7月28日 本番です! 恵比寿・エコー劇場

ysysysk.hatenablog.com

麻生さんと牧野さんとまさきくん。つまりサクラ大戦アイドルマスターシンデレラガールズドリフェスが揃ってしまったので行かざるをえなかった。まさきくん単体としては出番は控えめだったけど私たち観客と距離が近いというか目線が近い人物だったのでこれはこれで普段と違う楽しみ方ができて良かったな。

牧野さんの少年ボイスがめっちゃ良いとか麻生さんと牧野さんの演じる百合(個人の感想です)を生で聴けるという想像してなかった美味しい思いを出来たのもめちゃくちゃデカいですね。

帰りは日差しの中、画面もろくに見えないままに及川慎の背中を追って歩道橋をグルグル回って写真を撮ってました。不審人物だと思います。

7月28日 溝口琢矢ファースト写真集 QUIET! 発売記念トークショー HMV&BOOKS SHIBUYA

整理番号が100番以降で無事人権を無くしました。近くにいたスタッフさんがあまりに見えなくて別にファンじゃないのに悲しくなってきたと言ってました。私も悲しかったです。あまりに人権が無かったのでむしろみんな見ることを諦めてのびのびとしていたので優勝チーム(一番最後に呼ばれるから優勝と言うAKB劇場文化?です)は意外に平和でした。多分90番台くらいの人達が一番辛かったんじゃないかな…体勢的にも…

何も見えないけどみぞたくはご存知の通りめちゃくちゃ喋るのでそれなりに楽しかったのはさすがですね。久しぶりにお話を聴けてみぞたくもラジオとか配信の仕事あったらな~なんて思いました。ドリフェスラジオが恋しくなっちゃったよ。

9月25日 Get Back!! 俳優座劇場

ysysysk.hatenablog.com

まさきくん初単独主演。非常に朝ドラぽい登場人物の数とキャラクターだなあってのが第一印象でした。私の感想いつも一部の人にしか伝わらないし感覚で語るからさらに伝わらない。朝ドラは週6日の3ヶ月間で1作品を作るのに対してこれは2時間程度の尺にしたらどうなるかというとそりゃ無理があるよなというそれで。全体的に嫌いじゃないし登場人物たちに愛着は湧いて別れ難い気持ちになっちゃいました。ってとこまで朝ドラぽいw

セリフが無いところやスポットが当たっていない時のまさきくんの細かいお芝居を見てるのが楽しかったです。あとなあなが素敵なお母さんで女優さんとしての彼女が見られて良かったなあ。こうやって色んな人を知ったり再会できるのは良い体験ですね。

観劇前にレスリーキーの写真展も見てきてミリオンエールの写真見て泣きそうになってしまったりもした遠征でした。

10月25日 勇者セイヤンの物語(仮) シアター1010

ysysysk.hatenablog.com

今気付いたけどこれが今年の舞台納めでした。

こちらもめちゃくちゃ登場人物が多いんだけど再再演だけあってちゃんと纏まってたしキャラもそこまで無駄が無かったのが凄いなあ。まあ主人公がそこまで重要で無かったりしたけどそこは主人公が主人公になるまでのお話だからね。(仮)だもんね。その主人公がまさきくんだからちょっと残念だったけどねw(真)の方も面白かったみたいなので気になる。

お見送りがある回だったのですが小山さんもまさきくんもキラッキラの笑顔でめちゃんこかわいかったです。二人並んでるからなんかはぴはぴな気持ちで帰れてお得だなと思った。

11月10日 THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 7thLIVE TOUR
Special 3chord♪ Funky Dancing! ライブビューイング

色々ありましてめっっっっちゃ気持ちが落ちていてギリギリまで参加を見送るつもりだったんだけど何があるかわからんから見れるうちに見た方がいいよという気持ちが勝って見に行きました。

まさかシンデレラの現場でDJ KOOのDJプレイでぶち上がれるとは思っていなかった…生きてると色んなことが起きるな…画面に好きな子が映るかとかちゃんと良いところ歌えるかとかそういう雑念無しになんも考えずに沸けてめちゃくちゃハッピーで楽しかったなー!楽しさの純度ではこれが今年一番だった!

昨年もドリフェス武道館直近のイベントがシンデレラのライブで安心とかを貰ったんだけど今年もそれでした。シンデレラガールズ、ずっととは言えないけど末永く一緒にいてくれ…

11月11日 『ドリフェス!イリュージョンShow Time in DMM VR THEATER』~Thank you for your YELL!!!!!!!~ DMM VR THEATER

まさかまさかの再再々演。それだけでも凄いんだけど千弦のハイタッチが追加。え、追加要素あるんすか…。アイカツ先輩もそうだったのですが閉館するので過去の公演やるよーって時に新しい何かを追加してくれる心意気が素敵。スタッフさんたちも服や小物に薄紫使ってくれてて愛を感じたしきっと他の公演たちも愛があったんだろうなと思うと改めて閉館はとても残念です。ハイタッチ会は千弦がめちゃくちゃ可愛くて顔凝視してひえ…かわいい…って思ってる間に終わった。

個人的なトラブルとか今までで最大級に席運というか隣の人運が悪くて…本当に…アレなんですけど…悔いが残るので次のドリフェス現場を熱望します。また、会おうね!だよ!

12月22日 「太田将熙2020年カレンダー」発売記念イベントツアーHMV&BOOKS SHIBUYA

画面や紙越しに見るのと生で見るのは違うもんだけど生で見るのでも一定の距離よりも近くなるとぐっと解像度が上がるような感覚があって、久々にそれを感じました。ってくらい近くでトークショー見られました。整理番号が30番台&強制着席(床に)で人権があったからだと思う。めちゃくちゃ感謝して帰ってきて感想漁ってたら100番~の人が人権無かった。見えてませんよ…、と言ってたのでHMV渋谷のイベントスペースは100番越えると人権が無くなる。

剥がしも緩くて結構話せて人権ありました。次行きたいとこ聞いたらスウェーデン!って言ってたので関係各社の皆さんよろしくお願いします。去年のお誕生日もスウェーデン行きたい言ってたね。

てっぺんさんの現店舗納めもしてきました。ふわふわになってしまったドリフェスのオタクたちのホームになってくれてたなあと思うので本当に感謝してもしたりないです。新店舗も必ず行くぞ!

 

以上、今年の遠征や現場でした。ネット中継だったので上に入れなかったけど歴タメライブも見たよ。まさきくんがソロ起用されたのありがてえ…前回ブロマイドを枯らしたオタクたちにありがとうだよ…。TMさんというだけでたかみなちゃんとの繋がりを感じたけどパフォーマンス中に金銀キッズが風当てててこれFNS歌謡祭のノースリーブスやん…ってなって私の中で色んなものが繋がってしまい震えました。

 

今年はドリフェスも終わって落ち着くはずが心の乱高下が激しくてしんどい時期もありまして、上でも言ったけど推しがいればなんでもいける人では無かったことに気づいたりwまあ他にも本当に色々あったんですが、好きな物は好きだし好きだったという事実は絶対消せないし消したくないし、心や体や財布の負担にならない程度に、面白そうなことやってたり顔が見たくなったら気軽に会いに行こうと思い直すことが出来たのでまあ今は平和です。来年も楽しく平和に色んなもの見に行きたいですね。来年もよろしくお願いします。

 

勇者セイヤンの物語(仮)を見てきました

まさきくんのお誕生日当日に観劇できました。イエイ。トークショー情報は後出しだったし終バス間に合わないからマチネだけ見てきたんだけど当日大雨でダイヤずれまくってたから結果的に早めに帰れて良かった。もし二週間ずれていたら、台風が逸れなかったら、と思うと本当に無事生きてオタクできるのありがたいなと思いますね。元気あってのオタクです。

 

以下ネタバレ全開の感想文です。

 

あらすじは運命の相手を探す旅をしている自称勇者・セイヤンは最初に訪れた国・キャラメル王国でキャメロン王女と出会い恋に落ちる。が、姫は謎の男たちにさらわれてしまった。セイヤンは姫を無事救いだすことが出来るのか?

といった感じ。

にんげんとモンスター本当に悪いのはどっち?という煽りでモンスターの方が悪かったことはないのでまあ人間が悪い話なんやろなというのは予想はついてたし色々人間側がえげつないんやろなとも思ってましたが想像以上にたくさん人もモンスターも死ぬバイオレンス色強めのお話でびっくり。

結構序盤からキャラメル王国は恐怖政治が行われており王族に逆らうものはどんどん処刑されていることが提示されてるんだけれども、この王族の方たちの悪っぷりが本当に振り切れてて良いんですよね。多分悪ければ悪いほど良いという価値観の中に生きている。自分たちだけ幸福であればいいとか豪遊したいとか征服したいとかでなく”悪”が一番。ちゃんと家族愛もあるんだけど悪が一番重要な概念だから実の家族に銃口を向けることを成長と喜ぶし平気で殺しもする。ここまで振り切れてるとああそういう世界の人だから仕方ないよなあと。なのでキャメロンがヨーグルンに違う価値観を与えられて本当に世界がひっくり返ったであろうこと、そして最後に自害するしか無かったことも分かる。けじめのつけ方として親も自分も「殺すこと」以外を選べなかったのが彼女の世界の限界だったんだろうなと。

そもそも彼女はモンスターを駆逐する!と城を飛び出てるけどこの目的も本当にふわっとしてるんですよね。別に王国がモンスターの陰に脅かされてるわけでもないし。サラブレッドが城を出るきっかけになった総攻撃も彼女があまりにモンスターを気にするから先立ってモンスターを駆逐しておこう(あと王妃に格別な残酷ショーを見せてあげよう)という目的だったので彼女自身が本来必要のなかった人間VSモンスターのきっかけでありヨーグルンの死の遠因でもあるんだよなあ…。

ここらへんの王族の皆さんの我々と全然違う常識に生きている怖さとサラブレッドの生き方はとても好きだなあと思いました。

そう、サラブレッドがかっこいいんですよ。真実を知ってしまい王国にはいられなくなってしまっても人間がモンスターのエリアに攻め入るのを防ぐことによって結果モンスターも人間も守っているという。元の自分を捨てて誰にも真意を伝えずに戦ってるのめちゃくちゃかっこいい…つーかサラブレッドが勇者じゃん…ってなる。川隅さんの殺陣めっちゃかっこいいし…。

で、セイヤンなんですけど、私は彼がなぜいきなりヒーローのようになったのかがよくわからなくて…一度も戦ったこと無いのに自称勇者だし玉の輿ヒモ生活狙ってるしキャメロンに賞金かけられたらお金に目がくらむしで。スラウィムの夢を応援するあたりからあれっ?変わった?ってなったんだけども、スラウィムやサラブレッドというモンスターに出会って人間VSモンスターのあれこれに巻き込まれて段々という感じなのかな。結構登場人物多くて視点も変わるので円盤出たらちゃんとそこらへん見直したいなあと思います。個人的にキャメロンは確かにセイヤンの変化や物語のきっかけではあるけれど彼女の人生にはセイヤンあんま関係ないよなあって思っちゃったのが残念だったかな。

で、これ実質勇者なのサラブレッドやんけと思いながら過去パート→王との決着あたりを見てたのですがこの戦いをもってサラブレッドは勇者から降りたのかな、なんてラスト正体を明かさず去ってしまう姿見て思いました。サラブレッドからセイヤンへの継承の物語だったのかな、と。作中「勇者とは勇気のある者のこと。しばしば英雄と同一視され、誰もが恐れる困難に立ち向かい偉業を成し遂げた者、または成し遂げようとしている者に対する敬意を表す呼称として用いられる。武勇に優れた戦士や、勝敗にかかわらず勇敢に戦った者に対しても用いる。wikipedia調べ」的なセリフがありますが、冒頭のセイヤンはまだ何もしていない若者で、彼が勇者としてスタートするところで幕が下りる前日譚的なお話。なので(仮)。今後どういう勇者になるのかは気になるので続編がすぐ上演されるのとまさきくん続投なのがとてもありがたい。大阪いけないので大阪版も含めた円盤化を上演前から待っています。

そんなわけで今回のまさきくんなんですがセイヤンのなんやかんや根が良い子なんだろうなあというとこと多分周りがなんとなくほおっておけなくて好きになっちゃうんやろなあというところがいい感じに出てるなあ。と、本編に加えてお見送りで小山さんと並んできらっきらな笑顔で送り出してる姿見てしみじみ思いました。ひらひらしたものに目がない女児だからマントでダンスしてマントで殺陣やってるだけで大満足だし。

さらにさらに個人的なことを言うと今回主演のまさきくん=ドリフェス、ヒロイン役の小山さん=スタァライトダブルキャストのヒロイン役篠田さん=ナナシスが私の「2018年10月20、21日現場被り事件」の3作品なんですよwスタァライトはもう1日休み取ってたら行けなくはなかったんだけどナナシスはもう完全に被り。ナナシスは1日2回公演(一応前例はある)だったらワンチャンあるんじゃないか?と乗換検索までしたんだけどまあそんなことはなかったですしメンタル的にも体力的にもやらんでよかったです。それが丁度1年経ってここに集結してるのマジ面白いなあってなりました。当時同じことで悩んだ人いないかなあ。いそうな気もするけどどうかな?

武道館から1年たちました

f:id:ysysysk:20191010112908j:plain

ペンラめっちゃ傷ついてるけどそれもまた共に現場を巡った戦友ぽくて良い(ただただ私の扱いが雑だっただけです)

2月と3月にあげた記事と合わせた書き出しをすると「2次元やコンテンツとしてのドリフェスとしてはワリとあっという間に感じるし、3次元のキャストを見てる分にはかなり遠くに感じる」という感じでこれは理想的な形なんじゃないのかな?

3次元キャストに関してはそれぞれみんな色んなお仕事をされていて濃密な1年だったからなのですが2次元というかドリフェス自体に関しては想像以上に終わらなかったんですよね。

なんだか私は武道館でもっとスパッと終わってしまうと思ってたんですね。冷静に考えればその後円盤とか設定資料集の発売を控えてたのでそこで終わるわけなかったんだけどこう自分の気持ち的に。それぞれ届いてもしんどくて中身見られないんじゃないかなというのもあったし。

でもあの日ドリフェス!になって勝ってしまったおかげでまあボロボロではあったけど笑顔で明日を迎えられたし、設定資料集もフォトコレクションも届いたら普通に見れたし内容充実しててめちゃくちゃ良かったしあとそれぞれ発売延期されたことで延命されたしwドリフェスくんは今後プロフィールを書く機会があったら絶対に苦手なもの:算数と書いてほしいくらいアホみたいなボリュームでしたね本当。あとキャスト陣のインタビューもちょっと時間おいてみることができて結果的によかったです。あの余韻は下手に言葉にして形ができちゃうのもったいなかったと思うから。

上映会があったおかげでライブ円盤をちゃんと見ることが出来たのも幸運でした。絶対最初の一回は一人では見られなかった。あんなにたくさんのファンの皆さんと一緒に見られて心強かった。

 

そしてムリっしょ…と思っていたことが形になる・なるかもしれないということがいくつも。まずドリフェス研究室・部の円盤化。これはアニメイトチャンネルからバンダイチャンネルに移動できただけで奇跡だと思ってたので本当にびっくりした。しかもよりぬきではなくほぼ完全収録。お値段も収録時間を考えると破格で本当にドリフェスくんは算数ができない!

ぬいの再販プロジェクトも始まりました。ぬいぐるみ関連はロットが大きくあと工場の確保が大変と聞いたことがあって確かに某舞浜ネズミのリゾートですら再販あんま無いんだよな…本当にすごい…。まだ再販決定はしていないけれどまず企画が立ち上がってちゃんと通ったことがありがたい…声を上げ続けてくれた人ありがとう…。

あとこれ本当になんで?って感じなんだけど来年アニメイトのコラボカフェとポップアップストアが決まりました。新規グッズも出るそうです。わけがわからない。しかし2020年・令和2年になってもドリフェスの予定があるのめちゃくちゃ嬉しい…いつきのお誕生日に被ってくるので初めて彼に寄せ書きできるかもしれない…嬉しい…。

それもこれもあれも色んなとこで声上げたり届けたりしてみんな熱い!というアピールやオタクの母数は少ないけれど布…じゃなくてドリカセットとか設定資料集とか高額商品を購入して金払いの良いオタクですということを証明できたからなのかなあと思うとやはりオタクたち頼もしい!愛してるぜ!

なんで?といえばてっぺんさんとカランドリエさんのコラボもなんですけどこれは足しげくオタクたちが上井草に通い続けたからなのか?てっぺんさんでもらえるクーポンには武道館とか設定資料集とか毎回告知することが書いてあったのに今回は特に宣伝すること無いからなんも書いてなくてマジでなんでコラボしてるんだろって笑ってしまいました。ありがてえありがてえ…。

そしてDMMシアターでのライブ再再再演。これはシアター自体が無くなることを受けての再演なので純粋におめでたいとは言い切れないけど、まさか武道館から1年たってライブ現場があるとは…。そして今回が初ド!現場な令和生まれのドリフェスと連番なんですよ。そう、友人が武道館後にドリフェスになってくれました!武道館前は焦りが強かったので凄い勢いで畳みかけがちだったけど一通り落ち着いた今ならじっくり育成できるな~なんて思ってたのに急にライブが来たので慌ててR一挙上映からバトルライブ上映という船の女を殺す会をしてしまいました。VRライブなのでまあ、言っちゃうと相手映像なんだけど誘った瞬間に「何着ていこう??」と返されたし発券してめちゃくちゃ良席だったのを伝えたら「目の前じゃん!ますます何着て行けばいい?」と返されたのでとても才能があります。彼女がツイッターやってないのを良いことに勝手にドリフェスの天才と言っています。奏を見つけた三神さんの気持ちです。

 

本当に3月の発表あった時は武道館まで好きでいられるか自信なかったんすよ。別のジャンル行っちゃうんじゃないかな、私もみんなもって。辛すぎてもう見たくないって去る人もいるんじゃないかなってのもあったし。それが今でも元気に大好きだし、まだまだ好きな人が周りにいるし、新しく好きになってくれた人もいて。本当に良かったなあ。

 

そしてあの日からヘッダーが変わらない彼らと固定ツイが変わらない彼にあらためてありがとうを。ずっとドリフェスにしててくれとはまったく思わないしこれからもっともっとデカくなって欲しいしドリフェスが全盛期って言われるのは嫌だし。けれどその気持ちはとてもとても嬉しいので。大切にしてくれてありがとう。もちろん他の皆もありがとう。この1年7人を見ていてあれだけ大きく忙しいコンテンツに、しかもasで結ばれた2次元の存在たちとそれぞれの形で付き合いつつ、3年間無事に完走してくれたことが体力面でもメンタル面でも先を見据えたキャリア形成的にもどれだけ大変で凄いことだったかしみじみと感じています。本当にみんなありがとう。

 

と、武道館後色々あったな~ということをさらに未来の自分が思い出せるようにつらつらまとめました。武道館前に3月の発表以降何やったかどこ行ったかのまとめを書いてそれが全体的に暗い空気でwツアー最終日と終了告知日それぞれの1年後に書いたブログも暗いんだけどw今回はワリとからっと行けた気がします。武道館以降も沈む時期はめちゃくちゃあったしかなりしんどい時もあったんだけどここ数ヵ月は本当に嬉しいニュースばかりで元気です。

3次元キャストの皆の活躍を見に行くのも彼ら個人を応援しているつもりだけで本音はドリフェスの残滓を求めているんじゃないのか、それは皆に申し訳ないんじゃないのか、と自問自答することもあって、そういうこと考える自分に心底がっかりしてこれで終わりにしようと思うこともあったけど、やはり姿を見ると嬉しいしたまに顔を見たくなるのでこれからは気軽に気楽にマイペースでやっていきたいです。とにかく皆本当に健やかでいてくれ…元気に生きてることが最高のファンサだからな…。

そして新しいものが一切入ってこなくてやばかったであろう時期にWUGちゃんたちに没頭できたのも良かったです。多分あの時期、そしてリミットが決まっていたからこそ飛び込めました。あの頃は正直未来しか無いようなコンテンツは正視できなかったので…。結構後ろ向きな気持ちで首突っ込んだんだけど本当に楽しい4ヵ月ちょいでした。って数字書いてびっくりしたけどマジでめちゃくちゃ濃厚だったな…あの濃さを私の倍以上の期間走ってたワグナーさんたちの体力マジやべーな…

 

本当は1周年を迎えて、改めて当日思ってたこととか円盤見て気付いたこととか感想をまとめようかと思ってたけどそれはまたの機会に。それではシンアイなるドリフェスの皆さん、来月のDMMシアターで、来年の各コラボ会場で待ち合わせね!

GetBack!!を見てきました

舞台を見る前に渋谷まで限界セクシー写真展を見に行ってきまして、白黒のミリオンエールの写真がとても良くて、1年前の色んなこと(初めて衣装がお披露目された時にとても手の込んだ衣装で嬉しかったこと、この服を着てたくさんの記事に載ったこと、あまりにも終わりの空気が強くてアルバムをあまり聴けなかった頃のこと、武道館のこと)を思い出して泣きそうになって…、というテンションで観劇しました。

つかあれもこれも1年前とか怖くない???

 

以下GetBack!!ネタバレ全開感想文です

 

定職にもつかず荒れていて生きる意味が無いと思っている青年が喧嘩で意識を失い、目が覚めたら過去・自分が生まれる5ヵ月前の世界、そして自分を助けてくれたのは自分を身ごもっている若き日の、今は亡き母親だった。というお話。

一報が入った時にヒューマンラブストーリーと書かれてたので恋愛ものかーってなってたんですけどももっと大きくラブなお話でした。家族愛とか友愛とかもちろん恋愛も含めて。

 

あらすじ読んでバックトゥザフューチャーやんけって思ってたら作中でも名前が出てましたね。BTTFの主人公・マーティは未来に帰ること、そして自分が無事生まれてくるために両親の仲を取り持つという目的があって、そのために奮闘するお話だったけれど、GetBack!!の主人公・薫は元の時代に帰らなきゃ!っていうそぶりがないのがタイムスリップものでは珍しい。ご本人はちゃんと成長しているものの本当の本当に最後まで未来に帰ろうという意思はあまり感じられないんですよね。そこも含めて物語の主人公は薫だけども話の真ん中にいてこの奇跡を起こしたのは夏織さんの想いなのかなあと。作品全体を夏織さんの愛が包んでいるようなお話でしたね。

冒頭の父親と喧嘩して家を出るところあたりのチンピラ感がとても強くてうわっ怖っ…ってなり、まさきくん本人も言ってたけど今まで多かった良い子ちゃんキャラたちとはかなり違うのか…(でもフレッシュではチンピラ役も多かったけどな!)なんてちょっと身構えましたが過去に飛ばされてからはワリとすぐ良い子というか普通の若者になってて、意地を張る相手や素直になれない相手でなければ噛みつくわけではないし、優しく気にかけてくれる人には態度も柔らかくなって、根は悪い子じゃないんだよなあと。そうなると何をしていても良い人オーラが滲み出てしまいがちなまさきくんはまさに適役という感じで、軟化していく薫に説得力があってよかったです。飲み会のテンションに半テンポ遅れてついていってる感じとか段々楽しくなっていく様子とかとても良かったなあ。特に夏織さんのなれそめを聞く二人きりのシーンの柔らかさとお腹の中にいる自分の名前が決まった瞬間に立ち会ってしまった時の辛さとか色々なものが交じり合っている複雑な感情をセリフなしに表情と立ち振る舞いだけで表現してるところが特に印象的で好きです。

 

作品全体としてはなんだか朝ドラのような感触だなあと思いました。登場人物がめちゃくちゃ多くてキャラが濃くて仲良しで憎めない感じ。あと愛着が湧いてこの世界観やキャラから別れ難くなっちゃうとこも。ただそれが良かったかと言うともうちょっと人数絞っても良かったんじゃないかなって気はします。

そもそもこんだけ仲良くて両親だけでなく色んな人に愛されて生まれてきたんだよというのを見せておいて現代で父親しか出てこないのが不思議なんですよね。奥さんを亡くしたショックで家を出て頑なに一人で育てたのかもしれないけれどあの祖父母がほおっておくのだろうか、と。虎ちゃんご近所にいるっぽいから遠く離れた土地に引っ越したわけでもなさそうだし。ミュージカルをやったあたりでこれで未来がちょっと変わるのかなと思ったけど別にそんなこともなさそうで。じゃあこれは夏織さんが見せてくれた夢なのかなと思ったら写真を現代に持ち帰れてたし。あんまがっつりSFにする気はなかったんだろうけどもそれにしてもちょっと雑かなと思いました。人数減らしてそこらへんの尺をもうちょい現代の皆さんというか現在過去含めて徹ちゃんに使ってほしかったな。多分この物語の軸は親子愛と生まれた意味や生きる意味を見つけるということだと思うのだけど最後に大工になって立派な家を作るという夢も徹ちゃんの仕事に対する姿勢をあまり見ていないから若干弱く感じてしまい…父がかなえられなかった夢を息子が継ぐのは美しいんですけどももう一声!って。

いや、なんかお小言みたいなのばかり並べてしまったんだけど全体としては楽しかったし好きです!もうしわけない!

あと今回の作品で初めてなぁなの女優としての姿を見たんですけどとても良かったです。素敵なお母さんだった…。フェアリーズの林田さんもめちゃんこかわいかった…フェアリーズちゃんマジフェアリーと思いながら見てた。ド!にハマって男性アイドル、その流れで若手俳優を見る機会が増えてたけどやはり基本的に私女性を見るのが好きなんだなというのを再確認いたしました。

まさきくん追っかけて副産物のように色んなものを新しく見たり逆にこうやって再発見させてもらったり、そういうのも楽しいんだなあ。次の作品も楽しみです!

本番ですを見てきました+リリイベについてちょっと

大体次の現場までに感想上げとけばいいか精神なのでめちゃくちゃ遅れました。だからお前はダメなんだ。

リリイベについてはみぞたくの写真集のトークショーのことですが特に内容はそんな無いです。握手は行ってません。

 

以下「本番です」ネタバレ全開感想文です。

新規の動画配信サービスのためにさまざまな番組の吹替えを用意することになったが、低予算のために集めた声優は3人だけ、しかも一日でたくさんの本数をこなさねばならない!どうなっちゃうの~~??というお話。

 

ドラマにアニメに野球に旅ドキュメンタリーにと様々な番組の吹替えをするので自然と見るオムニバスラジオドラマという感じ。

声優を務める3人はそれぞれ本業が声優というわけでもなく、収録を担当する配信会社の社員もとりあえず声が付けばいいくらいの軽いノリ。というスタートからそれぞれのキャストの熱演を経て最後は声で作品を作り上げるという立派な「仕事」であるという誇りを見せて感じさせてくれるところでゴール。もうちょっと山場とかがあると良かった気がするけどこれは敢えてこうしたのかな。

というのもこの作品段々と没入感が上がっていくのを表現してるんですよね。誰のって収録をしている小田くんの。

小田くんは肩書きだけはやたら立派(いかにもベンチャーぽい)だけど下っ端の下っ端で番組の内容も役者の演技もあまり興味が無く仕事に対する熱意やこだわりがなさそうなフワフワとした若者で、最初の1本目の収録はまるまる舞台の外の状態からスタート。そこから収録してる後ろで平気でお菓子をむさぼり食う→まるで画面の前の一視聴者のようにリアクションを取る→その作品の出演者かのように振舞う→感激しすぎて拍手やら握手やらハグやらの大騒ぎ、と、彼がどんどん現場に夢中になっていくのに合わせて物理的にもキャストさんたちに近くなり感情も大きく動いていくという。

ただ、ラストの長いファミリードラマの収録では小田くんは再び完全に舞台から消える。

今までマイクの前で入れ代わり立ち代わり演技をするという「声優のアフレコ現場」を再現していたのが役者さんたちが舞台上を普通に動き回り完全に「全身を使ったお芝居」になっていて、これは声優さんが声のお芝居で「作品」「世界」を作っているんだよという表現なのかな、と。なので役者ではない小田くんは舞台上に一切出てこない。

ただ、たった一度だけ舞台に入ってくるんだけれどそれが最後の演奏のための機材を置くという作業で、これはこの家族ドラマという作品を作るためのアシスタント的な役割で、つまり小田くんの声優さんたちが演じるのをディレクション・サポートするという「お仕事」の可視化なんですよね。しかもここでこの舞台全体を通してもたった1回きりである衣装替えもあって。ちゃんとドラマの世界観に合わせてて邪魔をしないんですよ。さっきまで収録中のブースで音立てながらお菓子食べてた男がここまで変わるんだ!と。

ラスト小田くんは最初とはうってかわってめちゃくちゃ興奮して、また一緒に仕事をしたい!って熱意たっぷりに言うんですけど声優さんたちは結構さっぱりと言うかあくまで一仕事終えたという感じでスタジオを出ていくとこも、初めて仕事への自覚と面白さを感じた小田くんと日々の仕事として最初から取り組んでいた3人の対比になってて良かった。

起伏は少な目で結構淡々としたお芝居なんだけども小さな箱に合っててこういうのもいいなーと思いました。配られた紙によると声優さん3人は設定が結構細かくてそれが面白そうだったのに作品内ではあまり語られてないのが残念かな。

 

まさきくんは「そのままだね」的なことを言われたのをちょっと気にしてて弁解ストラボやりたいとか言ってましたがw素直に感激したり影響受けてるところなんか確かにまさきくんぽくて良いなと思いました。気にするほどトラブルメーカーでもなかったしw

声優役のお三方は流石!の一言ですね…声優さんって本当に凄い…

特に牧野さんは結構声を聞いてる方なんだけど10代の女の子役がほとんどなので今回色っぽい愛人のお姉さんや女児→女子高生→年頃の女性や犬など色んな演技を聞けて良かったです。特に少年声が良かったので業界の方なんとかショタ役をお願いします。

あとまさかここで百合を摂取できると思わなくて…野心に溢れた女と肝っ玉の据わった女の百合…大好きですね…マジすかのアントニオとコビー的なね…ありがとうございます。

で、恵比寿のエコー劇場はドリフェス終了告知以降どうしてもキャストの皆の顔が見たくなって最初に見に行ったぼっくるの上演会場で、期間的にも1年と3ヶ月ぶりくらいだったもんでなんだか一周したんだなあというしみじみとした気持ちになりました。

 

その後はみぞたくのリリイベのトークショーの1部の方だけ参加したんですけども整理番号が大分後ろで完全に人権が無くなってしまい、本人が立っていても首から上くらいしか見えずに前髪上げててめっちゃかわいかったことは分かりましたが服に関しては帰宅後に写真見てああこういう服着てたんだーってなりました。蔵出しのオフショットは9割くらい見えなかったので想像で補うしかできませんでしたね…。

どのくらい人権が無かったかと言うと近くにいたイベントを見守ってるスタッフの方が「(あまりに見えなくて)ファンでもなんでもないのに悲しくなってきた…」って言うくらい無かったです。2部からは椅子が増えたらしく人権を得られる人が増えたみたいで良かったです。

でもまあ最後尾彼氏面オタクというか授業参観に来ている父兄をさらに後ろから見守る祖母気分も悪くない………いやどう考えても残念やろ!wwww次何かある時はもうちょい人権をご用意いただけると幸いです(目算で1/3の人にはご用意されていませんでした)

あと、みぞたくはツイッター上でもおしゃべりだしマメなのであまり気にしていなかったけどこうやって久しぶりに近くで自由に喋ってるの聞いてるとやっぱ本人の声ききたいよなーってしみじみ思いました。ド!ラジオは貴重な場だった…。役者さんのお仕事も良いけど何かおしゃべりを聞ける機会があると嬉しいなあなんて思いました。おしゃべりなお仕事お待ちしています。

ゴールデンレコード見てきました

すぐに感想上げればいいのにもたもたしてるからどんどん鮮度が落ちるよ!遅れるにもほどがあるゴールデン~感想です。

今回久しぶりに同演目を2回見たんですけどもやはり舞台は2回以上見たいよなあとしみじみ感じました。時間とお金に余裕がある時は積極的に行きたいですね。

あとブラックバード(後方&前が男性で見づらい上にその方が途中数回寝落ちしてて船漕いでたのが気になった)リューン(2階最前で遠いのに加えてたまに柵が視界を遮る)ルーザー(客席がフルフラットなので真正面が見づらい)と座席運が絶妙続きだったのが今回は最前と後方ブロック最前ど真ん中と席がとても良くてありがたかったです。そしてフリスビー当選番号が前後賞&列違いでした。ド!のDMMライブも隣が当たってたし何か当てたいものがある人は私と連番してください。

 

以下ネタバレ全開なのでよろしくお願いします。

 

ストーリーはアンドロイドがスマホ並に普及した近未来のとある地域で連続して起こるアンドロイド破壊事件に過去に色々あってアンドロイドを嫌っている人間の刑事と警視庁製で身体能力は高いけれども頭はポンコツなアンドロイド刑事の凸凹コンビが迫っていく…というお話。

冒頭の高山の妄想が古今東西警察ものパロディの畳み掛けでその後も様々なパロディが盛り込まれててなるほどそういう芸風なんですね、主役二人の名前があぶ刑事の二人のミックスになってるし。と思ってたのがアレ最終的にドラえもんネタで締める前フリというか目くらましというかになっててなるほど!って。いや、大下くんの机周りがドラえもんの道具なのは気が付いてたんだけどそれはロボだからかーくらいにしか捉えてなくて。押し入れで寝てるとか開発時点でポンコツだったとかも大下くん単独のネタだと思ってたんだけど高山の方も射撃の名人とかどこでもすぐ寝れるとか言われてみればのび太なんすよねw

メディアの扱いから本編もド終盤に入るまで「ダブル主演という形ではあるけどなんだかんだ言っていまりさんの方が主だよなあ」と考えてたけどのび太ドラえもんだと気付いたら「まあダブル主演だよな」と一気に腑に落ちましたw二人の衣装の色や小道具の使い方とかも分かってて見ると良い感じに落とし込んでて面白かったなあ。

コメディー要素が大きいけれどサスペンス要素やSF要素もしっかり効いているし、登場人物はいずれも濃くて愛着が湧く良いキャラクターたちでヒューマンドラマ的なところも押し付けがましく無くすっと見れて、ハチャメチャに見せかけてとっても手堅かったです。

大下くんはまさきくんド直球寄りな役だったと思うんですけど初の主演&退団後初の外仕事としてこの役をやれたのはとても良かったんじゃないかなあ。身体能力の高さも見れたし歌も歌えるってのも出せたしここで本人の魅力がストレートに伝わるものをやれて良かったと思います。あとやはり上手いベテラン勢に囲まれているととても安心する。ありがたや…。なんだか上からの言い方になってすまない…祖母から目線なもので…。

いまりさんは昨年の刀剣を4DXで見たり紅白で拝見したくらいの知識しか無かったんですけども生で見ると本当に背が高く顔が小さい……目の前にいらっしゃると視線が吸い込まれていく……まさきくんもそこそこ大きいのに横に並ぶと完全に見上げる形になるのが衝撃でした。長曽根さんの時には一歩引いて大人な感じだったので今回めちゃくちゃコメディーやってる姿見られて良かったです。推しの方たちはパンツ頭に被る変態仮面スタイルとか大丈夫だったのでしょうか。あと事務所フレイヴなんですね。男性がいるイメージ無かったのでめちゃくちゃびっくりしました。

あと今回言いたいのははーちゃんがかわいかった!!!!!

OPの全員で歌うところ主演の二人(大きい)がはーちゃんを挟んで立つんだけどより小柄に見えてめちゃくちゃかわいい!!!!!!!

はーちゃんはもしかするとたかみなちゃんよりも劇場で愛しさのアクセル歌ってる人なんだけど高橋さん不在の劇場は入ったことも中継も見たことないのでソロのパフォーマンスをがっつり見たのって今回初めてだったんですよね。すごく良かったです。あと昭和な佇まいがホチキスさんの空気にとても馴染んでいてそりゃあ何度も呼ばれるわぁとなりました。

 

とにかく全編楽しくてご縁があったらまたホチキスさんの舞台見たいなあと思ったのですが気になる点がありまして、私が見た回からムシキングが最終形態になったんですよ。そんで映像収録回でもあって。これ最終形態が無いバージョンは円盤に入らないのかな、どんな感じだったのかなって。それと千秋楽の写真見るとさらにパワーアップしてそうだったんですけどどうなの?気になる…ムシキングめっちゃ気になる……写真でも良いのでなんか進化図とか円盤に付けてもらえると嬉しいです。よろしくお願いします。

あ、あと警察もののパロディ元ネタとしてアクセル使ってくれてありがとうございました!!大好き!!!!!!!!

LOOSER見てきました

初演のTEAM NACSさんのはDVDで結構前に見てます。NACSさん自体が好きで現場は3回くらいですが円盤やビューイング等何かしらでほぼ全公演見てます。

で、今回のLOOSERですが一言で言うととても面白かったです。ここ1年で見た舞台の中でも屈指の満足度で、何より見終わった後興奮して早く誰かに伝えてえ!!!!!ってなりました。

 

以下ネタバレ全開感想文です。

 

あらすじは平凡な現代の30男が謎の男から貰ったあやしげな薬を使い幕末時代にタイムトリップしてしまい、そこで新撰組山南敬助として芹沢鴨暗殺事件に巻き込まれていくのが前半、後半は再び時代を遡り今度は長州藩吉田稔磨として池田屋事件を迎える。 

 

主人公の立場や物語の主観が前半後半で反転するわけなんだけど(後半は細かく反転して混在するからすごくざっくりとですが)、そこに加えて5人の役者が全員新撰組と維新志士側両方を演じていてそれも反転する。役者陣はカツラも使わずリバーシブルになっている羽織を裏返すことで役を切り替える。これが終盤の物語のトリックとしても使用されてるのが舞台ならではで良いですよね。

そんなシステムなので役者さんは本当に大変だと思う。30秒前までは新撰組として長州側に切りかかっていたのに今度は長州側として新撰組の刀を受けるんだから。不思議と頭が混乱しないのは役者陣の実力と努力だと思うので感服です。

 

登場人物と今回の役者陣と初演時の役者陣の年齢が近いわけなんですがやはりこの年齢だから分かること、できること、というのは絶対にあって、多分色んなことを考えたり迷う年齢だと思うんですよ30歳って。加えて役者として脂が乗ってきてキラキラからギラギラに変わるあたりの年代で、そういう熱さとナイーブさが共存する青春舞台でした。昨年夏に20代中~30代頭くらいの青年たち6人がメインを務めた「宝塚BOYS」を見た時もその年代の人達だからこそ滲み出る空気、登場人物と役者本人どちらからも青春を感じて今この瞬間の彼らを見れて良かったなあと感じたんだけどLOOSERもそれ。

再演発表時に賛否両論あったけれど、今のNACSには”あのLOOSER”は絶対出来ないんですよ。全員あの頃より上手くなって良い役者になっているからこそあの当時の粗さやギラギラ感は出ない。今回他の方たちでのLOOSERを見ることで作品自体の持つ魅力を改めて感じたので、できれば今後もその時代その時代の30代の俳優さんたちで演じ続けてほしいなあと思います。

あとNACSさん以外で演じられることで改めて森崎さんの書く物語は出てくる人物に対してあたたかさや優しさを感じて好きだなあとしみじみしました。弱い人やダメな人に対する目線が優しいんだよなあ。シゲが土方たちを止めようとした言葉は自分の弱さをさらけ出す言葉で決して立派ではないんだけども等身大でひたむきだから多くの「何物にもなれない」私達の胸を打つし、自分の時代でちゃんと一歩を踏み出してるのは希望なんだよなあ。物語の最後を引き取るのが鉄之助なのも良いですよね。土方の最後を運んで歴史に残した人だから。

 

で、かぶさんは初演で安田さんが演じた芹沢鴨と古高俊太郎をメインで演じたわけですが、いや正直配役発表された時はめっっっっちゃ不安で。だってあの鴨だぞ!?と。ヤスケンさんの中でも屈指のバケモノキャラだった鴨だぞと。全体に関しては開始5分くらいで「あ、これは初演と比べる必要全くないな」と不思議な安心感があったんだけど鴨に関しては死ぬまで緊張して見てました。いや、でも良かったです。安田さんの鴨のような鈍器で頭をぶん殴ってくるような壮絶さではなく地続きの人間臭さがあってこれはこれで切なくてインパクトがある良い鴨でした。プレッシャーはあったけどあの5人の中でかぶさんで見たいのは鴨だったし本当にありがたい。あと思いのほか古高が良かったなあ。私はかぶさんのナイーブな感じの演技が好きなのかもしれない。

 

しかしほぼ初演通りの内容なので沖田役が普通にイケメンになっちゃったけどどうするんだろうと思ってたら「昔魚顔の役者が演じたんだろう」って言っててそう来たかとwでも魚の変装(?)はするし通じるというw他にもNACSさんたちを知ってるとニヤリとできるとこあるので初演見てない方は是非見てほしいな~

 

そんなわけでとても面白かったですLOOSER。見終わって気持ちが前向きになるお話は良いですね。

この日はたまたま昼にリューンという若者がキラキラしている舞台を見たばかりだったのでその違いも良かったな。

ご本人たちの手を離れることで見える良さに気付けるのも幸せだなあと思うし、繋がって、残っていくことは嬉しいことだよなと思いました。本当に良い一日でした。