雑記

長くなりそうな話を投げています

リューン見てきました

ド!のキャスト7人もいると舞台日程もその告知もバラバラでなかなか追えなくて、逆に見たいものがタイミングよく被ったらそれは運命だから積極的にぶっこもうと思うわけで今回はリューンとLOOSERハシゴしてまいりました。

とりあえずそれぞれ分けて感想文書きます。

以下ネタバレ全開なのでこれから見る人は気を付けて!

 

「リューン~風の魔法と滅びの剣~」

初演は見てませんしネタバレも見てませんがみぞたくの役が裏切り者であるという情報だけ持ってました。というかそれを聞いてチケット取りました。

年明けに見た紫猫のギリがASUKAや花ゆめだとしたらこちらはガンガンかマガジンかな?想像していたよりずっと骨太でバイオレンス描写含まれるファンタジーだった。

少年たちが呪われた剣の封印を解いてしまい、その剣を手に取った少年は敵味方関係なく周囲の人達を皆殺しにしてしまい何処かへ消えてしまう。残された幼馴染の少年は命を懸けてでも彼を止めるために旅に出る。という王道な導入なんですがワリとこの皆殺しの様子がエグくてああ、甘く見てはいけないな、と。

この旅立ちのシーンで1幕が終わるんだけども結構周りの方たちが泣いていたのが印象的で。「そりゃ推しが立派に歌い上げてる姿見たら感動するよな(実際主演の二人はとても良い)」とふわっと考えていたんだけども、これリューン・フローとリューン・ダイの二人を筆頭に人物それぞれの抱えているものと、この時点での決意をちゃんと知ってから見ると重みが違うと思うんですよね。本当…皆どんな気持ちで…。

その後も死亡者は多数、リューン・フローは片腕を失いリューン・ダイは贖罪の旅に出てまだ一緒にホームに帰ることは出来ないという苦さを含みつつも希望とあたたかさを感じるラストは気持ち良かったです。ちょっと童話の雪の女王を思い出したりした。

なお、音楽がものすごく和田さんで私の頭は繭期になりそうだったんですが、そのせいで「不死の人がちゃんと死ねてよかったなあ」という感想が出てしまいダメだなと思いました。

最近は若い方多めかつ、きっと皆さん忙しい中なんとか稽古時間を確保しているんだろうなあというのが滲み出ている舞台をよく見ていたので、ベテランの方たちが多数参加していて再演ということを差し置いても全体的にしっかり稽古されているんだろうなというのを感じる作品でめちゃくちゃ安心感と満足感があるのも良かったなぁ。

 

主演お二人はこの舞台で初めて見たのですがとても良かった。

リューン・ダイ役の大橋さんは滅びの剣に翻弄されるのを表情や体全体を使って表現していて、その演じ分けと運動量に素直に感心した。ダイって設定を見ると結構力強い印象なのだけれど多分大橋さんご本人のオーラがにじみ出ていてとても無邪気でかわいく見えるんですよね。なのでより周りを傷つけてしまう姿が痛々しい。カーテンコールでは元気に手を振っていて、藤原さんとまんま同じことを言っちゃってツッコまれてたりして、とにかくニコニコしてて本当に愛らしい子だなあと思いました。

一方リューン・フローは結構終始フラットな人物。フラットはフラットでもそれが「もの凄い決意と覚悟を持った状態」で実はワリと冒頭から固定されているので後半に行くにつれむしろ恐ろしくなってくると言う…。自分の腕を失っても、声を失っても、リューン・ダイを自分の手で殺すことになっても、という決意のぶれなさが凄い。振り返ってお前その決意を最初からしていたのか…と気付いてゾクゾクする(なので1幕のラストの重みがでかくなる)本当に言われてみれば最初からそうだったなって分かる演技を藤原さんはされてるんですよね。これはちょっと他の役も見てみたいぞ!と思いました。カーテンコールではこれから夜公演もあるけど全然疲れてません!ってことを他のキャストにも強要しててそこもまたゾクゾクしました。

最後のご挨拶で役者さん方は中々二階席を見てくれないなーと寂しく思ってたんだけども主演のお二人は本当に奥の方まで見て手を振ってくれてたので流石アイドルだと思ったし好きになっちゃうなと思ったんですがどうにも公式HPはJrの皆さんの情報が薄いので何とかしてほしい…いや数年前に比べたらめちゃくちゃマシなのは分かるんだけど…。

 

そして今回のお目当てだった溝口ファンルン。めちゃくちゃ楽しそうでかわいかった。

衝撃の裏切り!かと思ってたら最初から結構うさん臭くて、序盤からキャピキャピした感じとドライな感じと怪しい感じがクルクル入り乱れていて楽しかった。裏切りのシーンは本当に楽しそうで…ドリフェス時代の彼はとても楽しそうに飛んで跳ねて意外にワイルドな感じのパフォーマンスをするイメージだったんですが、残酷で狂気溢れるシーンなのに文字にするとまったく同じ印象なんですよねw面白いなあ。好きな俳優にすぐ悪役やサイコパスを演じてほしいと言い出すタイプのオタクなので本当にありがとうございました…。アクションもナイフの二刀流という好みのスタイルで…ありがてえありがてえ。

同時にこれ永田くんにめちゃくちゃぴったりな役では????え、永田くんのめちゃくちゃ見たいぞ??????ってなったので初演がもう見られないことが本当に残念……ちなみに彼のブログにファンルンという人物の背景に関してちょっと詳しく書いてあるので気になる人はぜひ見てほしい。

 

ここから先は舞台自体と直接関係ない話。

・ジャニさんとこはお手紙以外は受け取らないことは知ってたんだけども実際プレボではなく投函口が付いたポスト的なものが置いてあって異文化を感じた

・物販がパンフ 2,000円。以上。なためここ2年くらいで一番平和な物販だった。ブラインドは悪い文明…

・しかしこの手の興業は物販で収益を出すものだと思い込んでいたのでこの舞台どうやって稼いでいるんだ???と思いました。あと円盤を出さない理由が分からない…そして私は円盤を出す舞台に慣れてしまっていた…甘えてはいけない…

 

とりあえず主演お二人が中の人をつとめるVの人をフォローしましたがVの方は別人格なのでお二人自身の参考にはなりませんでした(当たり前だ)

これから地道にお勉強しようと思います