雑記

長くなりそうな話を投げています

大分遠回りして武道館の横に辿り着いたお話

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建物に合わせるとぬいがぼやけぬいに合わせると建物の名前が分からぬ

あなたのドリフェス!はどこから?と聞かれたら私はアプリ稼働初日からと答えるけど当時いきなりめちゃくちゃハマってたわけでは無く、何度も言っているけど無くしたと思っていたアイカツがここにあるかもしれないという縋るような気持ちとあと「私は好きだけどこれ絶対流行らんだろうから不憫だし」という超上から目線の同情心からの好意だった。

なもんでアプリの事前登録と同時にツイッタードリフェス公式アカウントもフォローしていて目に付いてたはずなんだけどファンミ01のことはまったく記憶にない。

壮馬が行く!全国行脚の存在は覚えているのでアカウントを全然見てなかったわけでは無い。多分リリイベの一種、全国行脚の延長くらいに感じて流してしまっていたんだと思う。いや、どちらにしても当時の自分にとっては全国行脚も「ふ~ん。そういうドサ回りもさせられるんだー」くらいの軽いもので完全に他人事だった。

 

こうして「一応コンテンツを追う姿勢ではあったのに完全にスルーしてしまった」という下手するとコンテンツの存在を全然知らないという方よりも罪深いことをした因果かその後サイエンスホールでのイベントを干され続けた。

KUROFUNEのF2Fリリイベとはたおにのイベントがそれなんだけれどもこれはそのままドリフェスとそのキャストを追いかけていて2大めっちゃ行きたかったのに行けなかったイベントだ。

私はいつきが好きだったので3次元でもDDに比重を置いていたのだが1stライブで船にがっつり襲来されて開国されていた。具体的に何がどうとは言えないけれどめちゃくちゃドキドキして興奮してとにかく「船のパフォーマンスがもっと見たい!単独ライブしてほしい!」と思っていたところでこのリリイベ。しかもどうやら生バンドが入るらしい。なんだそれ絶対見たいやつやんけ!!!!!!!

まあ干されました。生バンドでパフォーマンスするKUROFUNEはその後バトルライブで回収できたからよかったけどそうでなかったら今でも振り返ってのた打ち回るくらい悔しかったと思う。なおこの時当たる気満々で帰りの経路を入念に調べていたおかげで(方向音痴なので毎回めっちゃ細かく調べる)今回迷子になることなく東京駅に着けたのでやはり無くしたものはなんもなくてプラスになることばっかりなんですよ。

はたおにのイベントは、はたおに楽曲を回収できるのはもう実質ここだけだと思っていたのでめちゃくちゃ入りたかった。働くお兄さんの主題歌を担当すると聞いた時にドリフェス以外の作品に関わっていくとするなら今後の楽曲の扱いはどうなっていくんだろう。ライブからドリフェスや奏たちの名前が下げられるのだろうか。と不安になっていたらドリフェス自体畳むことが発表された。武道館はおそらくドリフェスの集大成だからきっとはたおに関連曲は披露されないだろう。働け!働け!コールをするのはここしかない!

まあ干されました。これは未だに傷が癒えません。映像は残っても現場にいるオタクたちは隣にいない。悲しい…。いやでもはたおには規模の割に映像とかめちゃくちゃ残してくれててとてもありがたい…。

 

コンテンツに一区切りついた事で私の禊も済んだのか無事今回はお席をご用意してもらえた。

せっかくだから九段下駅を使い武道館前を通った。本当に歩いてすぐだ。でも私にとってはアニサマで行ったSSAよりも武道館よりも遠くて険しい会場だった。ついでに言うと余裕ぶっこいて現地入りしたら昼回終了組も合流して衣装展示見学用の列がめちゃくちゃ伸びていた。私のすぐ後ろに並んだ人たちは「今から並ぶと2回目の上演に間に合わない可能性があります」とアナウンスされている。ここまで来てなお険しいのかサイエンスホール…(その後無事見られた上にトイレを済ませる余裕まであったし展示時間延長もあったので勝ちました)

ドリフェス!はファンが送るエールが衣装になるという世界観のためか3次元の衣装が本当に良い。他の売れ売れ覇権コンテンツと比較しても出来・着数共に遜色無いと思う。

アプリでもアニメでもDCDでも初期から見ていたヴァンロとクルプリはもうドリフェスの顔だと思ってるし、フレッシュペイントはアプリで本当にず~~っと着せていたので愛着ありまくるし、ローズシャイニーは初期のドリフェスの中では際立ってストレートにかっこよく華やかでKUROFUNEの参入によりインパクトを与えてくれた思い出深いコーデだ。武道館のキービジュが一番最初に出た時に「今までキービジュに使われた衣装は絶対3次元が着ていた。これは絶対実装される!」とめちゃくちゃ興奮したことを覚えている。こうやって間近で見られて本当に良かった。

ドリフェスはとにかく何をするにもキャストを参加させるプロジェクトで本当に小さなことでもコメントを用意してくれる。彼らはこの手のコメントをいくつくらい書いて、いくつくらい自分自身ではない2次元のキャラのサインを書いたんだろう。いつも少しでも3次元キャストと2次元キャラを私たちの近くに届けようとしてくれていたなあ。

そしてこの手作り感。上井草関連でも思ったが一応大手企業が数社関わりアニメやアプリにキャストのライブと広く展開し武道館も埋めたコンテンツなのに異様に手作り感が溢れている。

慎さまのお誕生日祭壇は特に何の説明もされていなかったがほぼ間違いなく峯岸P(アニメの偉い人)作だろう。奥様作のえんがわのお寿司のミニチュアも置いてあったし。撮影はしていないが事前告知も無くさらっと資料用の雑誌の切り抜きファイルも並べられていた。この「スペース余るしせっかくだから何かやろう」と出してきた感じがたまらなくアットホームだ。展示室では臼倉さん(音楽の偉い人)と普通にすれ違った。顔が険しかったので忙しいのか何かトラブルがあったのか?と思ったら直後に衣装展示時間の延長の告知があった。多分その判断、決定のためにワタワタしていたんだろう。本当にこういうのって現場で決まるもんなんだなあ。

どうしたって、奏たちとそーまくんたちをもっと大きいところに連れて行きたかったという気持ちは消えないんだけれどこの規模だったからこそこうやって見られる景色があるし、身近に感じさせてくれて、やっぱり私はこのドリフェス!が好きなんだなあとしみじみ思う。

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ドリフェス名物パワポで作りました感のある案内表示とわざわざ作ってくれたイベントポスター

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写真では分かりづらいけれど絵の解像度がA3用紙に足りていない。ブルーレイの文字もあることから元データではなくどこかしらの商品情報から持ってきた画像なのかもしれない

上映イベントではアニマ用の他作品(某水泳アニメ)の曲を歌った音源という前座で出して良いレベルじゃない超レアものが出てきて最初から穏やかじゃなかった。臼倉さんがまだ拙い、本当に拙い、とハードルを下げまくっての再生だったが祖母なのでそこはほぼ気にならかった。あのライブは以前配信で見たがメンバーの表情が硬く、実際足を運んだ人たちが結構なアウェイだったと言っていたのも見ていたので「この2年後にはアニサマでめっちゃ堂々とパフォーマンスしてたし単独で武道館埋めたんだな…」というエモエモな気持ちで満たされていた。

本編上映はやはり見知らぬたくさんのオタクと一緒に声出して笑って泣いて見られるのは良いなあと思った。あとこの日までブルーレイを見る勇気が湧かずにいたので皆が一緒に見てくれて心強かった。あの日タオルで顔を覆って泣いてしまったのでまったく見られなかったかおるくんの挨拶はやはり泣いてしまったのでぼやけてしまった。圭吾に「即位する」と言われると即「即位して」と返してしまうので今回もその後なんて言ってたのか分からなかった。

上映後、たとえリップサービスだとしてもまた何かやれたら、と言ってくれたのは嬉しいし。観客から臼倉さんへのありがとうコールに「他のスタッフにも聞かせてあげたい」と返してくれたのもなんか良かったなあ。

お見送りに臼倉さんが立っていてそこの入口から出るオタクたちがお礼を言っている光景はなんだか関係者たちみたいで面白かった。私もお礼を言わせてもらった。関係者気分だ。
 

今回の武道館ライブ上映会で初めてサイエンスホールに入って「初の大きなイベント、しかも無銭イベでこの席数が埋まらないのしんどかっただろ…」としみじみと実感して申し訳ない気持ちもわいたけど、なんにでも文脈をこじつけるオタクなのでようやくファンミ01も干されたイベントたちも回収できた気になったし武道館でのそーまくんの「歩いたらすぐなのに」という言葉に実感が生まれた。本当に行けてよかったなあ。

公式での大き目なイベントはこれで最後かなと思うんだけどまた何かでドリフェス!の皆と会えると嬉しい。先日見た「しまじろう まほうのしまのだいぼうけん」という神映画(マジでめちゃくちゃ面白いので皆さん見てください)で教えてもらって、偶然奏くんもtwitter上で使っていた魔法をかけて締めます。また会おうね!